もうイヤだ。。
仕事行きたくない。。。
こんなことを毎朝思っていませんか。
たまに仕事がイヤだなと思うくらいなら問題ないですが、
毎日のようにそう考えるなら今の仕事を見直すタイミングです。
上司とケンカした、
人間関係が本当につらい、
そう考えてすぐに仕事を辞めて転職したいなと思うかもしれません。
ただ、勢いではじめてうまくいく場合ばかりでは、残念ながらありません。
仕事を辞めた後に、
こんなはずじゃなかった。
となりたくはないですよね。
今回は転職の進め方のステップ1として、転職が頭に浮かんだ時に、
まずは何をすればいいかを説明していきます。
公務員から民間企業への転職
今の職場にいることがつらい。
公務員からの転職先も大きく分けて2つあります。
- 公務員から他の公務員への転職
- 公務員から民間企業への転職
公務員から公務員の転職は、行政職から公安職など、業種自体が大きく変わらない限り、あまり高いハードルではありません。
転職後の給料についても、今までの経験年数が加算される場合がほとんどだと思います。
ですが、公務員から民間企業への転職はこれまでのキャリアがなくなる可能性もあり、
少し考える必要があります。
具体的な判断なポイントは
公務員から民間企業へ転職をしたい、でもその選択が本当に正しいか不安。
そう感じたときの判断なポイントを紹介します。
異動で解決できるか
まず最初に考えて見て欲しいことがあります。
今あなたが仕事を苦痛に感じる原因、それは
今後もずっと発生するものでしょうか、
それとも今の職場だけのものでしょうか。
公務員の場合は定期的に異動があり、職場や人間関係がかわります。
仕事を辞めたい原因が今いる職場の特定の原因によるもので、
異動すればほとんど解決できる状況なのか考えてみましょう。
例えば、
- 今の上司とソリが合わない
- 同僚の性格が極端で、とても一緒に仕事はできない
- 今の職場の仕事内容にまったく興味が持てない
などの場合があると思います。
まず、たまたま現在の上司とはうまくいかなくても、
これまでの上司と特に問題がなかった場合は、公務員を辞めなくても解決できます。
僕は比較的上司に恵まれていましたが、
この上司のもとでは働けないなと思ったこと数回ありました。
ある上司はどんな仕事をするにも、
資料が欲しい。
と言い、
口頭で説明すれば1,2分で終了することにも時間をかけて資料を作っていました。
また、仕事への姿勢を残業時間で評価することも多く、
だらだら残っている職員のほうが評価されるという、
時代の流れに真っ向から逆らっていました。
今思い返しても、なんか悲しくなる記憶ですね(笑)。
そして、仕事内容に本当に興味を持てないこともあると思います。
この地域のために役立つ仕事がしたい、
国をよくしたい、
そう思って公務員を目指した方も多いでしょう。
安定しているし、社会的な評価もまあまああるから公務員にでもなっておけば、
将来安泰かな
と思って志望した方も多いかもしれませんが(笑)。
高い志をもって入庁しても、仕事内容はルーチンワークだったり、
本当に必要なのか疑問しかない資料作成ばかりで、
仕事に興味が持てなくなる場合もあるかもしれませんね。
ただ、他の部門の仕事ならなんとかがんばれそうと思えるなら、
すぐに転職する必要はないと思います。
異動で解決できない場合
先ほどは今の職場から異動することである程度解決可能な場合について説明しました。
異動で解決できる場合はいいのですが、そうでない場合はどうすればいいのでしょうか。
- 組織のトップが組織をコントロールできず、ほぼ全ての職場が崩壊している
- 無駄に仕事を増やす役所の体質に耐えられない
- 安定だけを求めて公務員になってしまい、仕事自体が苦痛になっている
あなたもこのような状況に陥っており、
異動したところでどうしようもない!!
と感じているかもしれません。
僕も公務員を辞める際には悩みました。
組織の上層部がトップのイエスマンで固められており、
部下を昇進させる際も同じような性格の職員を昇進させていました。
トップがこうしろと言えば、職員がおかしいと思っていることにも
だまって従うしかなく、どれだけ忠実になれるかが必須条件となっていましたね。
それまではパワハラ体質の上司は、その人のもともとの気質と思っていました。
でも、組織自体が崩壊してくると上層部のプレッシャーも大きくなり、本来はやさしい人でもパワハラ体質にかわることもこの時初めて体験しました。
パワハラの連鎖ですね><
上の体制がそのような状況(組織が崩壊しかけている)でしたので、
異動したところで状況はかわらないなと感じていました。
同じような状況にあり、時間が経過しても状況が改善されない方は、
素直に転職を考えることをオススメします。
このままの状況を続けて、10年後、20年後の自分をイメージしてみると
結論がでるかもしれませんね。
公務員の場合は特に昇進スピードもある程度きまっていますので、
今いる職場の上司を見るとすぐに将来のあなたのイメージが沸くと思いますよ。
他の公務員の場合はどうか
最後に民間企業への転職を考える場合を考えて見ます。
これまで、
異動で解決できるか⇔異動で解決できないか
という視点での判断方法について説明しました。
この視点では今いる職場から転職する判断はできますが、他の公務員への転職という選択肢も残っています。
最後に、
- 仕事は上司の判断が全てであり、自分の裁量はほとんどない公務員という組織が自分にあっているか
- 年功序列のため、がんばっても組織に長くいる職員のほうが給料が高いという事実に納得できるか
などの視点を加えて、公務員という組織自体から転職すべきかどうかについて考えて見ましょう。
まとめ
転職が頭に浮かんでいるあなたにまず考えて欲しいことについて説明しました。
仕事がイヤだ(多くの公務員の皆さんはそう思っているかもしれません)と思った時、
反射的に辞めてしまうか、
愚痴をいいながら仕事を続ける人がほとんどだと思います。
僕の体感としては、仕事への不満はかなりあるけれど
愚痴を言いながら何もしない人が9割だと思います。
辞めたくなったときは少し落ち着いて、
- 今の職場から異動すれば、問題は解決するのか
- 今の職場から異動しても、何も変わらないのか
を冷静に考えてみましょう。
1に該当する人は、異動願いを出したり、
信頼できる上司に話してみるといいかもしれません。
2に該当する人は、転職への準備をはじめていきましょう。
安定している公務員から転職することは簡単ではありませんが、
生活するためだけに何十年も犠牲にすることは人生の無駄遣いです。
できることから初めていきましょう。