異動したとしても今の状況は変わらない。
その結論になったら、転職に向けて進んでいきましょう。
今回からは具体的な転職の進め方について書いていきます。
アピールできる特技や経歴を持っている方は、すぐに転職先が決まるかもしれませんが、
転職市場ですぐに評価されるものを持っていないという方も多いと思います。
転職を決意して1ヶ月後に転職先が決まればいいですが、
実際は数ヶ月はかかる場合が多いと思います。
今回の記事からは具体的な進め方について書いていきますので、
転職を始めるとき、なかなかうまくいかない時、悩んだ時の参考にしてください。
家族との相談
転職する決意を固めたあなたに具体的な転職活動に入る前にやってもらいたいことがあります。
それは奥さんを筆頭に家族と相談することです。
転職活動を進める際に家族の反対を予想して、
転職が決まってから家族に話そうと考える方もいると思います。
特に公務員の場合は、雇用が保障されていることから、
家族も安心している場合が多いと思います。
そんなあなたが、民間企業への転職について家族に相談した場合、
反対される可能性もあります。
そう考えるとなかなか転職について、
家族と相談できない方もいらっしゃるかもしれません。
気が進まないかもしれませんが、転職ははじめてから反対されてやむなく転職を断念するよりはトータルの労力は減りますよ。
いつかは家族に話さないといけない
転職につていは最後には家族に話さなければいけません。
転職活動が進んだ後に家族にばれて、転職活動が途中でストップしたり、
ケンカになってしまう可能性もあります。
そのようなリスクを避けるためにも事前に相談することをオススメします。
家族の協力が必要な場合もある
実際に転職できた場合も、家族の協力が必要になる可能性があります。
例えば、給料が減ってしまう場合。
転職すると、これまでの職務経験が勤務年数ほど評価されない可能性が高くなります。
その時は、奥さんに働いてもらわないといけない可能性や、
節約をお願いしないといけない可能性もあります。
事前に相談することで、家計への影響を把握でき、
転職後に悩むことも少なくなります。
また、家族は一番あなたのことを知っています。
転職先に悩んだ時や、転職活動がうまくいかない時に、
家族のサポートで一歩を進めることができるでしょう。
転職サイトへの登録
ここからは、具体的な転職活動の説明に入っていきます。
転職をする決断をしたら、転職サイトに登録してみましょう。
有名な転職サイトのうち、2~3つに登録してみましょう。
時間がない場合は1つでも大丈夫です。
有名なサイトは、
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
- エン転職
- DODA
などがあります。
どのような求人があるか見てみよう
転職サイトに登録したら、まずはどんな求人があるのか見てみましょう。
転職したい会社や業界が決まっている方は、転職したい会社や業界の求人をすぐに探して頂ければと思いますが、、
どのような仕事をしたいかまったく決まっていない方も多いでしょう。
いろいろな会社の求人を見て、仕事内容や給与水準、福利厚生を比較してみると
自分が転職したい会社や業界が見えてきますよ。
転職を成功させたくてすぐに履歴書を作成したり、求人に応募したくなるかもしれませんが、あまり急いでもいい結果にならないかもしれません。
転職を決めてもなかなか体がついて行かない時も多いと思います。
まずは、求人を眺めてみてご自身の将来を考えてみましょう。
自己分析を進めてみよう
転職サイトで求人を探しながら、余裕ができてきたら、実際に応募するための準備をはじめていきましょう。
やりたいことを探してみる
情報をあつめながら、自分がやりたいことはないか考えて見ましょう。
転職が頭に浮かんだあなたは、これまでの仕事を続けることに耐えられませんでした。
自分自身は本当は何をやりたいのか、じっくり考えて見ましょう。
これまでの仕事の棚卸し
公務員の経験は民間企業で評価されずらい場合は多いですが、まったく評価されない訳ではありません。
特に、人事担当をしていた方などは、民間企業でも割と近い業務がある可能性が高くなります。
そのような経験がある場合は、民間企業の人事担当に転職できる確率がかなり高くなりますので、大きなアピールポイントになります。
僕が転職活動をした際に面談をしてくれた転職エージェントも、
公務員でも人事を担当してい方は転職できる可能性が高いと言っていました。
とは言っても、公務員の人事担当者はあまり多くありません。
そのような方もあきらめずに自分がしてきたこと、できることを書いていきましょう。
自己分析のやり方
自己分析。
学生時代の就職活動時にされた方は多いでしょう。
正直面倒ですよね。
ただ、企業に自分をアピールするにはまずは自分が自分のことを知ることが重要になります。
やる気がでないかもしれませんが、この作業から自分の置かれた環境が少しでもよくなると
考えれば少しはやる気がでませんか。
紙にこれまでの担当業務を書き出していく
まずは、採用されてから今まで担当してきた業務を書き出していきましょう。
30代の方は採用されてから10年以上たっており、
最初の頃の業務はあまり覚えていないかもしれません。
覚えている範囲で構わないで一旦書けるだけ書いてみましょう。
この時に担当していた業務について、
やりがいがあったのか、
まったくモチベーションがわかなかったのか、
自分の特徴は活かせたのか、
なども併せて書き出していくとあなたの強みが見つかるかもしれません。
書き出した内容をもとに自分の強みを見つけていく
ノートにこれまでのあなたの経歴を書いたと思います。
その中で応募時にアピールできる部分を拾っていきましょう。
事務職だとなかなかアピールすることが見つからない場合もあるかもしれませんが、
- パワーポイントで資料を作ることが得意
- 立ち退き交渉を行ってきたので、相手にこちらの要求を飲んでもらうことが得意
- 予算作成を担当したので、数字の集計や論理思考力が高い
などなど、直接の職務経験はアピールできなくてもあなたなりのアピールはきっと見つかると思います。
転職サイトから求人に応募してみる
ある程度自分自身がアピールできることが見つかったら、転職サイトから求人に応募してみましょう。
転職活動だけではなく、日頃の業務でもそうかもしれませんが、
ある程度作業を進めたら、完璧を目指すのではなく、
行動に移していきましょう。
最初から完璧な志望動機や自分のPR内容は作れない場合が多いと思います。
作業を進めながら修正していきましょう。
履歴書や職務経歴書はなるべく丁寧に作成する
応募する場合は、履歴書や職務経歴書が必須になります。
サイトから履歴書や職務経歴書を作成する場合と、エクセルなどで作成したデータをサイトにアップロードする場合があります。
やり方はサイトごとに違うので、それぞれのサイトで説明されている使い方を参考にしてください。
履歴書や職務経歴書はあなたが何ができるのか、その企業にとってどのような価値を提供することができるのか企業が判断し、
面接を行うべきかの判断をする重要な資料になります。
面倒かもしれませんが、なるべく詳しく書くことをオススメします。
まとめ
転職を決心した後、最初にやるべきことについて説明しました。
まずは、家族に転職を考えていることを話し、
転職をしたい理由、転職して何をしたいかを話してみましょう。
そして、
- 求人サイトへの登録
- 業界や仕事内容の把握
- 自己分析
- 企業への応募
と少しずつ転職活動を進めていきましょう。
仕事を続けながら転職活動を行うことはかなり大変です。
あせらず少しずつでも進んでいるなら、あまり無理はしないほうがいいかもしれません。
ただ、今の職場で限界まで追い詰められていて、
時間の猶予がない場合は、一気に進めていくのても手です。
人は嫌なことから逃れることにはすごい力を発揮しますからね(笑)。
次回は、企業へ応募する数、転職活動がうまくいかない時の対処法について説明していきます。